お茶の時間

お茶など飲みながら書き、そして読んでいただけたら幸いです。

精神的な病と憑依と、どう違うのか疑問を感じたことがあります。※追記あり

 こんな夜中に、またまた怖いこと書いてしまいます(^_^;)

 今、自作「3階に、いる」を書いてましたが、行き詰ったので、ちょっと休憩がてら…にしてはヘヴィな内容かも…?!

 

 もう数年も前のことになります。

 身内の話であまり詳しく書くのは憚られるので、少々、端折って書きたいと思います。

 

 親戚が住んでいた場所は古墳が多い歴史ある土地でした。

 うちの父親は、出雲方面出身でもあるせいか、歴史、特に古代史・社寺マニア、いやオタク(^_^;)? でもあり、その親戚が住んでいる場所にもよく足を運んでおりました。

(ちなみに、親戚の住んでいる場所は出雲ではないです)。

 

 夫婦で旦那さんはSE、奥さんは専業主婦でありました。

 ある日、うちに電話がかかってきました。奥さんの方です。取り乱していました。

「旦那がおかしい(言動が妙だ)」

 と。

 よく聞けば、旦那の方は「妻がおかしい」と言うのだそうで、電話ではらちがあかないので、父が旅行がてら様子を見に行くことになりました。

 

 両者「あんたが、おかしい(様子がおかしい)」と譲らなかったそうですが、本当におかしかったのは、旦那さんの方でした。

自分は古代人であり、位の高い身分なのだ」

 と旦那…。

 まあ、言葉だけなら「何、言ってんだかな~」ですんだのですが、行動がとにかく異常だったらしいのです。

 まず、夜などに車で出かけて行ったと思ったら、「今、自分がどこにいるのかわからない」と奥さんに電話をかけてくる。車もどこに置いたのかわからない、と言うらしいのです。

 奥さんは途方に暮れて、旦那の行きそうな場所を探してもいない…警察に連絡した方がいいのだろうか…と迷っているところへ、その警察から電話がかかってきたそうな。

 旦那は、家から何十キロも離れたとある専門学校の建物に無断侵入し、そこで寝てたところを警備員に発見されたとか…。

 車もどこかへ置き去りにし、何十キロの道をどうやら歩いて行ったらしいのです。

(車は無事、見つかってよかったです)。

 

 その後も、旦那の奇行は止まらず、泥だらけで帰ってきて家中を何やら探しまわるということが、何度か続いたそうです。

 仕事は「…何を言っておられるのか時々、わからないのです…」と強制的に休みをとることになったとか。

 

 奥さんは泣く日々。

 泥だらけになって帰ってくる理由が最初はわからなかったらしいのですが、その後、発覚します。

 これも家から何十キロも離れた竹林近くの沼地に、ある夜、旦那が入っていくところを近所の人が見かけ通報、精神保健士さんにより保護されました。

禊(みそぎ)をしなければならない」

 旦那はしきりにそう言い、警察、近所の方、保健士さんを振り切り沼に入ろうとしていたそうです。

 

 急いでその場へ駆けつけた奥さんに、保健士さんが呟いた言葉が微妙だったそうです。

いろんな精神病の人を見て来ました。だけど、旦那さんの場合、少し…違う気がするのです…」

 と言われたそうです。

 

 強制的に病院へ嫌がる旦那を連れていっても、精神科の先生の言葉もどこか曖昧だったり、二転三転…。統合失調症アルコール中毒、躁病…。

 結果として「妄想性障害」ということで入院となりました。

 旦那は、「不当に入院させられた。自分は狂っていない」という態度は頑なだったそうです。

 

 私も心療内科を受診している身であり、昔からよく言われることに、

本当に狂ってる人は、狂ってる自覚がないから、おかしいんだよ

 

 そういう言葉も納得できましたが、私は精神保健士さんの言葉が気になりました。

 確かに「古代人で位の高い身分」は、誇大妄想でしょう。

 でも、一体、何故、今まで普通に暮らしてた旦那さんが、そんな状態になったのか…? それが病気だ、と言ってしまったらおしまいなのですが、私としては、古墳に囲まれた場所に住んでいることが気にかかりました。

 

 何かに憑りつかれてるんじゃないか?

 

 あまりにも荒唐無稽で非現実的だったので、口に出せなかったのですが、旦那の「位の高い古代人」だという誇大妄想は、一体、どっからきたものなのか不思議で仕方なくて…。

 うちの父みたいに古代史マニアだったらともかく、旦那さんの趣味で古代史はありませんし…。謎だらけ。

 

 結局、半年近くの入院で、今ではすっかり妄想も消え、社会復帰されています。

 古代人…なんて言葉、今では嘘だったんじゃないかと思う元気で「まとも」です。

 

 だからこそ、思って、疑って、しまいます。

 

 精神的病(誇大妄想狂)と、憑依されてる状態って、一体、どう違うのか…??

 知識も何もないので、私が考えたところでわかることではないのですが…。

 考えずにはおれない出来事でした。

 

 こういうことがあってから、古墳に近い場所には少し警戒したりなんかして!

 

★追記

 書き忘れていたのですが、もう一つ、旦那さんの言葉で不思議なこと…。

 何故、竹林近くの沼で禊をするのだ、と奥さんが訊いた時に、旦那さんが答えたそうです。

「竹林には老婆がいる。その老婆に会いに行かねばならない、そして禊だ」

 と答えたそうです。

 奥さんいわく、夜中に竹林におばあさんがいて、旦那の奇行を眺めている自体おかしなことで、これは旦那の幻覚だろう、と言っていました。

 が…。幻覚だとしても、一体、旦那さんって…何を見てたんでしょう…?

 老婆は旦那さんだけ見える、何者だったのか…今となってはわからないですが…。

 

 今はこの事態をどことなく誰も触らないようにしているし、旦那さん自体、あまり覚えていないらしいのですね…。

 それこそ、「憑き物が落ちた」かの如く、普段通りの元気な姿になったこともあり、なかったことみたいになってます。

 そう思うと、ほんとに病気だったのかどうか…よけいに疑問に思ってしまうのは、私がホラー好きだからかな…なんて思ったりもします。